【1月31日】

正月三が日以来、久しぶりのオフ。

1月も式典や勉強会・研修会(+その準備)をはじめとして色々と忙しかったな…と思う。

2月も、上旬に当初予算案の内示、下旬には定例議会が開かれるなど慌ただしい日々が続きそう。議会改革の議論もしっかりと詰めていかなくては。

したがって今日だけはひたすら寝る!!

 

【1月26日~27日】

所属会派『真政クラブ・公明』の行政視察で岡山県倉敷市を訪問した(訪れてみて、まず大きな市庁舎に一同驚かされました)。

今回のテーマは『介護保険ポイント制度』だった。この制度は、65歳以上の高齢者が介護施設(市内の174ヶ所が対象)などでボランティア活動をした場合、1時間につき100ポイントが付与され、年度末に1ポイントにつき1円換金される仕組み。平成20年に就任した伊藤香織市長(中四国地方では初の女性市長)のマニフェストに盛り込まれ、22年度から実施している。

倉敷市では、まず市内4~5か所での説明会、広報紙への掲載への掲載のほか、高齢者対象の被保険者証にチラシを同封する(これは手法としては面白いと感じました)などしてPRに努めた。

登録については当初見込みを1000人としていたが、23年1月末の時点で522人であった。また換金した人はそのうち148人(22年度の実績)であり、『大半の登録者が参加しているものの、ボランティアだからお金はいらないと考えている人が多いのでは』という倉敷市側の分析だった。“有償ボランティア”という発想を浸透させる難しさを物語っていると言える。ただいずれにせよ、高齢者がボランティア活動に参加する『はじめの一歩』にはなっているように思えた。

今回の『介護保険ポイント制度』は、以前に会派の所属議員が一般質問で取り上げたもので、その後ほかの議員も興味を示し、視察を行った。

ただし個人的な感想としては、ボランティア活動の対象をより広範囲としている『地域通貨』と重なる点も多く、どちらが真岡市に向いているのかについては議論が必要とも感じた次第。

(追記)

今回の視察は諸般の事情により1泊2日の研修となった。

せっかく岡山県まで来たので、何かもう少し勉強したいなと、倉敷市議会事務局の方に頼んで『災害対策基本条例』と『飼い犬ふん害防止条例』の資料をいただいた。

いずれも議員提案による条例で(議会は“立法機関”なので当然と言われるかも知れないが、議員提案の条例を作っている議会は、真岡市議会も含めて極めて少ない)条例の中身や制定のプロセスなど、これから調査してみたいと考えている。

【1月25日】

大竹市議会(広島県)の総務文教委員会の皆様が、真岡市へ行政視察にいらっしゃったため、議会を代表して歓迎のご挨拶をさせていただいた。

今回視察に来られた大竹市議会のメンバーの中には、私の友人である寺岡公章議員も含まれている。寺岡議員とは毎年11月に東京で行われる研修会『清渓セミナー』にともに参加し、交流を深めている。

今回の視察テーマは『観光ネットワーク事業』(大人気ですな)。視察地選定には寺岡議員の働きかけがあったのかな…と思っていたが『委員会で検討し、偶然に選ばれた』とのことらしい。

1月20日に行われた『関東若手市議会議員の会』の研修同様、真岡市の商工観光課の職員が説明にあたった。

視察の内容はどうだったか、夜になって恐る恐る(議員は市外・県外の先進地に行くことには熱心ですが、自分のまちが先進地として視察されると、とたんに自信を失うのが正直なところでして…)寺岡議員に電話で尋ねたところ、『事業の内容も参考になったが、何より職員の方々の対応が親切で、みんな感激していた』らしい。

う~ん、真岡市のPRを進めていくにあたって、全国の議員をやっている人達に行政視察という切り口からアプローチするのも1つの方法だと感じた。もっと議会全体で積極的に情報を発信して、視察誘致に力を入れるべきかも知れない。

【1月22日】

地元・大谷地区で『冬まつり』が開催された。

大谷地区では元々、この時期に『どんど焼き』が行われていたが、住宅が密集するなどの諸事情により7年ほど前から中止となっている。

しかし『子ども達に季節感のある行事を体験してほしい』という想いから、4年前に現在の冬まつりが始まった。

メインイベントである餅つきのほか、地域の各団体による模擬店(お好み焼き、チョコバナナ、手打ちそばなど)も出され、時折小雨が降るなど決して天候は良くなかったが、会場の大谷公民館前の駐車場は賑わいを見せていた(私は…専らチョコバナナを製造しておりました)。

【1月19日~20日】

『関東若手市議会議員の会』の役員会と研修会が、栃木県内(小山市・真岡市)で行われ、私も現地世話人として応対をさせていただいた。今回の研修会には2日間で25名の議員が関東各都県から参加。準備にあたってきた者としては、本当に感謝、感謝だった。

(役員会)
19日の午前中、小山市議会の会議室をお借りして役員会を行った。
今回は『今後の研修会について』と、今年5月に神戸市で開催予定の『全国若手政治家サミットについて』主要な議題だった。

(小山市研修)
午後から小山市において子育て支援策について視察研修を行った。『幼保一元化』と『赤ちゃんの駅事業』の2つがメインテーマ。
小山市では平成18年度から『待機児童』の問題解消を図るため、私立幼稚園を運営している学校法人に対して、定員20~30名程度の『小規模認可保育園』を整備するよう促してきた。現在は市内に7か所整備されている。
他市では比較的手続きが簡素な『認可外保育園』や『認定子ども園』を整備する傾向が強いが、小山市では『保育園と異なる仕組みでは、保育力の低下を懸念する保護者の声が多い』とし、あえてこの方式(いわゆる『小山方式』)を採用している。
また、それぞれが認可保育園でありながらも、規模の大小によって保育メニューにバラツキが出ないよう、ソフト面から支えているのが小山市独自に策定している『幼保統一カリキュラム』であり、それに基づいて小学校区を1つのエリアとして実施している『幼保交流事業』である。
『赤ちゃんの駅事業』は、公共施設や民間の商業施設などに、赤ちゃんのおむつ替えや授乳が気軽にできるスペースを設けるもので、平成18年に東京都板橋区が全国で初めて実施している。
小山市では平成21年に栃木県内では初めて導入。現在までに市内66か所(公共:53ヶ所、民間:13ヶ所)で整備を完了させている。

市役所で説明を受けた後、参加メンバーは赤ちゃんの駅が設けられている『道の駅思川』へ移動し、見学をさせていただいた。

おむつ替えをする簡易ベッドのほか、個室に区切られた授乳スペースが3ヶ所設けられている。

小山市は平成16年に幼い兄弟が虐待の末、川に投げ入れられ死亡するという痛ましい事件が発生(そのため小山市が、児童虐待の防止を訴える『オレンジリボン』の発祥の地となっています)している。

その後、特に子育て環境の整備に力を入れてきたとされているが、『小規模認可保育園』『幼保統一カリキュラム』『赤ちゃんの駅事業』など、子育てに奮闘中の保護者の目線で各施策が打ち出されていることについては

高く評価できるし、同じ栃木県南エリアにある真岡市としても、もっと参考にしていかなければならない。
その後、15名が真岡市内の『井頭温泉チャットパレス』に移動。各地域で活動している近況を報告し合いながら交流を深めた。
(自分が住んでいる市に一泊し、その上『先進地』として視察をするというのは、議員をやっていてもなかなか経験できないことです…。何とも不思議な気分)

(真岡市研修)
真岡市は(…って、まさか自分の住んでいる市についての視察報告を書くことになろうとは!)、昭和40年代以降、工業団地の整備と企業誘致に力を入れ、現在も第1~第5工業団地に80を超える企業が林立をしている。また、そこから得られる安定的な財源を基盤としながら、都市基盤の整備を進め、東洋経済新報社が実施している『全国住みよさランキング』では毎回上位に位置するなど、高い評価を受けている。
しかし、地域の特色づくりという面においては、周辺の宇都宮市、益子町、茂木町などと比べて立ち遅れていた印象は否めない。
特に観光分野については、日本一の生産を誇るいちごや、真岡鐵道を走るSL、真岡木綿、さらには二宮尊徳翁や親鸞上人などの歴史的な資源も有してはいるものの、それらを結びつけて観光客が長時間滞在できるような仕掛けづくりは乏しかった。
平成20年に北関東自動車道の真岡ICが開通したことにより、真岡市は交流人口の増大を図っていくチャンスが訪れている。その一方で、世界的な不況や人口減少時代の本格的な到来により、真岡市としては次世代に向けて新たな産業政策の方針が求められている。
地域のブランドづくりは喫緊の課題と言える。
真岡市では、平成21年度に各界の代表者12名が集まって『観光ネットワーク検討委員会』を立ち上げ、勉強会や先進地視察、アイデアの出し合いなどを続けてきた。しかし『より幅広い市民の意見を募りたい』との考えから、23年度より『観光ネットワーク協議会』に組織変更している。
協議会のメンバーは検討委員会の時とほぼ同じであるが、大きく変わった点は下部組織として市職員による『庁内ワーキング』(20名)と、市民による『魅力発見隊』(30名)が形成され、地域の課題や魅力について話し合いが行われていることであろう。双方が集まっての全体会議もこれまでに3回開かれている。
市商工観光課の説明によれば『単にまちの魅力を掘り起こすだけにとどまらず、市職員、市民とも“その中で自分は何をするべきか”を考え、実践できるよう意識の変革にもつなげていきたい』とのこと。
今回は一歩引いて、“視察をする側”として説明を聞いていたが、今後この取り組みを進めていくにあたって、いくつかの課題が浮かび上がった。

(1)現在参加していない市民に対してはどのように会の存在をPRをしていくのか
(2)観光事業は市単独で行うのか、周辺の自治体と連携して行うのか明確にならないと具体的なビジョンを描くのは難しい
(3)話し合いで出されたアイデアについて、どこまで予算措置をする覚悟があるのか
(4)市職員、市民の意識改革まで目指しているというが、現時点では自主性のみに委ねており、さらなる仕掛けづくりが必要

いずれにせよ、『地域ブランドづくり』という大きなテーマについて、市民と行政が協働で取り組むという非常にユニークなものであることはまぎれもない事実である。
今後も注目をしていきたいし、できることならば私自身も参加してみたいと思っている。
チャットパレスで『観光ネットワーク事業』の概要について説明を受けた後、参加者は真岡駅にてSLを見学。
翌日の運行を控えて炉を温めている最中で、運転席まで見ることができたため(真岡市に住む私でも初めての経験でした)、参加者からは大変好評をいただいた。う~ん、普段からこんなふうに見せ方を工夫すれば、観光資源ももっと活用できると思えたが…。

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